(23日、高校野球西兵庫大会 明石商5―2洲本)
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43年前、洲本は兵庫大会決勝で津名との「淡路決戦」を制し、甲子園に出場した。当時の洲本の遊撃手だった野水直哉さん(61)が、スタンドから静かにグラウンドを見つめていた。
「今年のチームは西脇工も倒し、勢いに乗っている。私たちも、東洋大姫路を準決勝で倒したことが自信になった」
少年野球が盛んな淡路島。洲本高出身の作詞家・阿久悠さんが小説「瀬戸内少年野球団」で描いた風土が今も息づく。だが、時代は移ろい、島外の高校に進む子どもも増えた。島から夏の甲子園に出場したのは、野水さんたちが出場した1975年の洲本が最後だ。「野球を続けてきた少年たちが島に残ってくれるためにも、洲本に勝ってほしい」と野水さんはいう。
この日の相手、明石商は10年前の西兵庫大会準決勝で洲本が破った相手でもある。しかし、明石商はこの10年で優勝候補と目されるまでに成長。試合は敗れた。それでも、この難敵から2点を奪った後輩たちに野水さんは目を細めた。その手に握られていたのは「夢 SUMOTO」と書かれたうちわだった。=ほっともっと神戸(高松浩志)