(10日、高校野球兵庫大会 村野工5-1三木東)
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一塁側の三木東のスタンドでは、選手の保護者たちがトランペットやトロンボーンを演奏したり、声を張り上げたりした。本島弘輝君(3年)の母和(なごみ)さん(51)は「昨年まで応援団がなくて寂しかった。完全にアウェー状態でした」と笑う。
チームは部員が少なく、3年生は3人しかいない。3年の保護者たちが中心となり、即席の応援団を作ることに。幸い1年生の保護者に楽器の演奏経験があった。太鼓は学校近くの中学校から借りてきた。太鼓を載せる台は手作りだ。この日スタンドに居合わせた選手の保護者もたたいた。
試合には負けたが、和さんは「子どもも私も最後の夏。一体になって応援できました」と話していた。(松永和彦)