(24日、高校野球南福岡大会決勝 沖学園1―0九産大九州)
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沖学園は過去3度、夏の決勝で涙をのんでいる。だが、先発した背番号10の斉藤に「今度こそ」といった気負いはない。「決勝と思わず、練習試合のつもりで投げました」。緊張なんてどこ吹く風。三回に市川の二ゴロで挙げた1点でリードは十分だった。
六回、四死球絡みで招いた2死満塁が最大のピンチ。直球を振らせて中飛で切り抜けた。本で独習したシンカーなどの変化球を存分に意識させていた成果だ。あとはすいすいと計114球で完封した。
エース石橋の調子が上がらない中、4回戦以降は4連続完投。ノーシードからの優勝に貢献した。就任1年目の鬼塚監督は「斉藤様々のこの大会でした」。快進撃のチームには、生きのいい選手がつきものだ。(隈部康弘)