第100回全国高校野球選手権記念大会で、春夏通じて初出場の三重代表・白山は11日の第4試合(午後3時半開始予定)で、愛工大名電(西愛知)との初戦を迎える。学校のある津市白山町は山あいにある人口約1万1千人の町。決戦を控えた11日午前、生徒や地域住民ら約2千人の大応援団がバスに分乗し、甲子園球場へ出発した。 夏の甲子園、歴代最高の試合は? 投票ベストゲーム 甲子園の全試合をライブ中継 バーチャル高校野球 白山町内の2カ所から出発した計50台のバスは午前10時半ごろ、三重県伊賀市のドライブインに集結。停車中の車内では、スクールカラーの緑をあしらった応援グッズが配られた。 白山高の近くに住む中島隆さん(74)は「甲子園出場が決まってから今日まで首を長くして待っていた。地元だけでなく他県にも応援してくれている人が多い。大きな声で応援したい」と意気込んだ。 学校が用意した応援バスとは別に、甲子園に向かう人たちも。 白山OBも多い地元の建築資材会社は自前でバスを1台チャーターし、社員やその家族ら約30人が観戦に向かった。 会社は白山高校に弓道場や砂場の砂利を納入するなどつながりがある。副社長の松田良平さん(27)によると、野球部の東拓司監督(40)からは昨秋、「甲子園と同じ土がほしい」と相談があったという。 貸し切りバスを用意したのは、「その分学校が用意するバスに余裕が生まれ、ほかの地元の人が乗れるから」(松田さん)。ところが、学校が販売を受け付けたスタンド席のチケットが早々に売り切れ、肝心の観戦が危うくなる事態に。11日は先発隊が未明から甲子園に乗り込み、無事に全員分の当日券を確保した。 先発隊として並んだ松田さんはチケットを受け取った時、思わず「よかった…」と漏らしたという。「今日は全力で声をからしたい。でも、その前にちょっと一息つきたいですね」と話した。(村井隼人、里見稔) |
白山の応援、人口1万1千人の町から2千人が甲子園へ
新闻录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语
相关文章
写真部、球場で手作り号外配布 「熱い思い届けたい」
津商最後の打者「仲間に謝ろう」 でも監督はさえぎった
苦しんだ「あの選手」の残像 ついに監督が爆発した
強打者の兄たちと比べられ 引退試合でHR、父の一言は
米国帰りの野球「ほぼ初心者」 打たせたらすごかった
高校野球「裏切られるドラマ」 ドラえもん役の水田さん
選手宣誓「まさか正夢になるとは」 目を閉じ天を仰いだ
右腕に乗り移った兄の思い スコアボードに並んだゼロ
楽しい野球で互角の戦い 津田学園監督「成長感じた」
津田学園、寮生の夕食は監督の家で でも同席しない理由
甲子園出場の白山、初戦敗退 秋季高校野球三重県大会
敗退の白山、故郷に戻る 200人出迎え「地元の誇り」
白山、前夜は「笑ってはいけないしりとり」でリラックス
「甲子園はずっとあこがれの場所」白山の女性部長、涙
白山、栗山が好守で見せ場「限界を突破できました」
受験失敗組が成長 マシンなくても人の輪あった白山
草むしりから甲子園の白山 緑一色に染まるスタンド
名電に負けじ 白山の即席吹奏楽団、未経験の先生が奮闘
初戦敗退の常連を甲子園へ、白山・東監督の並外れた情熱
主将は勉強1位・笑顔意識しこわばる伝令…白山18選手
白山高校が「下克上」応援グッズ アルプス緑に染めたい
白山OBの元中日投手、後輩にエール「常勝チームに」
背高い…他校に驚く白山 女性部長「甲子園ベンチ低い」
白山野球部、県庁など訪問し健闘誓う 知事「まず1勝」
ほぼ山の町・白山、甲子園「涙出る」 主将はGSで実習










