第100回全国高校野球選手権記念大会に初出場する三重代表・白山の選手たちは10日、愛工大名電(西愛知)との対戦を翌日に控えても、リラックスした表情で過ごしていた。
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午後6時半からの夕食では4グループに分かれて円卓を囲んだ。三重大会打率4割5分超のリードオフマン、栗山翔伍君(3年)らが座る席では「笑ってはいけないしりとり大会」が開催されていた。しりとりで面白い単語を言うことで、相手を笑わせようとするゲーム。「ご飯のとき暇だからいつもやっています」と堀涼君(3年)。誰かが言葉に詰まったり、ゲームオーバーになったりする度に笑い声が起き、終始和やかな雰囲気だった。
夕食後、洗濯機が置かれた地下駐車場には部員が続々と集まってきた。洗濯機が回る間、いつもの自主練習に取り組んだ。素振りをしながら、「大音量の応援楽しみやな」「明日やっぱ緊張するんかなあ」「めっちゃかっこいいからナイターがいい」など初戦への思いを口々に言い合った。
宿舎生活も1週間以上経ったが、伊藤尚君(3年)は、甲子園入りしてから一番テンションが上がったのは「バットなど道具が全部新品になったこと」。梶川裕一朗君(3年)は「試合が楽しみ。ジャストミートしたい」と期待を膨らませた。
白山の初戦は第4試合で午後3時半開始予定。(甲斐江里子)