(16日 高校野球 浦和学院6-0二松学舎大付)
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二松学舎大付は流れをつかめなかった。最初の好機は一回だった。1死二、三塁で打席には4番保川。3球三振に終わった。「3球で勝負してこないだろうと、どこかで思っていた」。外角にズバリときた148キロの直球に手が出なかった。5番畠山も連続三振で先制機を逃した。
浦和学院の速球派渡辺に対し、「カウント稼ぎの甘いスライダーを狙う」がチームの約束事だった。しかし、その球が想像以上に切れていた。狙い球を絞れないまま試合が進み、「気付いたらもう終盤だった。悔いが残る試合です」と保川はうつむいた。
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●市原監督(二) 「渡辺投手には完敗ですね。低めのスライダー、高めの直球を捨てていこうと言ったが、球の質が高いので手が出てしまった」
●岸川(二) 背番号1の3年生は、2点を追う五回から救援したが、4失点。「自分が流れを持ってこられなかった。それが敗因」