第100回全国高校野球選手権記念大会(朝日新聞社・日本高校野球連盟主催、毎日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)第16日は21日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で決勝があり、東北勢初優勝を目指す金足農(秋田)と史上初となる2度目の春夏連覇を目指す大阪桐蔭(北大阪)の試合が始まった。
動画もニュースもたっぷり! バーチャル高校野球
先攻は金足農で、後攻は大阪桐蔭。金足農はここまで5試合すべてで完投している吉田が先発、大阪桐蔭は準決勝で完投した柿木が先発。
一回、大阪桐蔭は2死満塁から暴投で1点先取。さらに石川が右中間に二塁打を放ち、2点を加えた。
金足農は三回1死三塁から佐々木大夢の右犠飛で1点をかえした。
大阪桐蔭は四回に追加点。無死一、二塁から柿木は送りバントを失敗したが、続く1番宮崎が左越えに3点本塁打を放った。金足農の吉田がこの夏の甲子園で初めて打たれた本塁打となった。
大阪桐蔭は五回にも無死一塁から根尾がバックスクリーンに2ランを放り込む。さらに小泉、宮崎の適時打、藤原の適時二塁打など打者一巡の猛攻で12―1と大量リード。
金足農は六回から吉田に代わって打川が救援。吉田は右翼に回り、この夏初めてマウンドを譲った。金足農は七回、菊地亮の右越え適時二塁打で1点かえした。
大阪桐蔭は七回にも1点追加。柿木が最後まで投げきり、春夏連覇を果たした。
先発は次の通り。(打順)
【金足農】菅原天〈二〉、佐々木大夢〈左〉、吉田〈投〉、打川〈三〉、大友〈中〉、高橋〈一〉、菊地彪〈右〉、菊地亮〈捕〉、斎藤〈遊〉
【大阪桐蔭】宮崎〈左〉、青地〈右〉、中川〈三〉、藤原〈中〉、根尾〈遊〉、石川〈一〉、山田〈二〉、小泉〈捕〉、柿木〈投〉