夏の甲子園で21日の決勝に挑む金足農(秋田)のOBで、大相撲のベテラン力士・豪風関(39)=秋田県北秋田市出身、本名・成田旭(あきら)、尾車部屋=は、母校の大活躍に興奮の毎日だ。
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21日は偶然にも、秋田市での巡業と重なった。決勝を前に「後輩の大活躍を見て、目を覚まさせてもらった。決勝は、悔いのないように目いっぱい頑張ってほしい」と激励した。
自身は2020年の東京五輪まで現役を続けたいと意気込む。「後輩がここまで活躍してくれている。先輩の自分も続くように、次の場所も全力で頑張りたい」と決意を新たにしていた。
甲子園の期間中は興奮の毎日だ。秋田勢で103年ぶりとなる決勝進出を決めた20日のブログでは「正直、野球と巡業でドキドキが止まりません。(中略)目を閉じても心臓の動きしか感じない」と打ち明けている。
また、同日のツイッターでは「もう涙しかない」「甲子園でこんなに何回も校歌が聞けるなんて、もう幸せ者だよ」「不動のオーダー。9人の雑草侍!」などとつぶやき続けた。
準々決勝で九回に逆転2ランスクイズを決めた18日は、選手たちの力いっぱいの校歌斉唱を絶賛。「あれほどまでに全力で校歌を歌う後輩たちの姿を見て、カッコ良すぎてもう言葉がない」とたたえている。(渡部耕平)