第100回全国高校野球選手権記念大会で優勝した大阪桐蔭のエース、柿木蓮君(3年)が23日、出身地の佐賀県多久市の市役所を訪れ、横尾俊彦市長に優勝を報告した。報道陣から優勝の瞬間の気持ちを問われた柿木君は、昨夏の甲子園で敗れたことに触れ、「今年は最後にマウンドにいることが目標だった。すごくうれしかった」と話した。
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柿木君は優勝メダルを首から提げ、午前9時前、市役所の玄関に姿を現した。「祝 投手柿木蓮君」という横断幕を広げた地元の少年野球のメンバーや市民、職員ら約200人が大きな拍手で出迎えた。
柿木君は選手権準決勝の済美(愛媛)戦、決勝の金足農(秋田)戦を連続完投するなど、史上初となる2度目の春夏連覇の原動力になった。柿木君は「優勝することができた。応援ありがとうございました」と報告。横尾市長は「力投した姿は市民や全国の野球ファンの心に響いた」とたたえた。(上山崎雅泰)