根っからの野球好き 甲子園を愛し愛された名将、去る——贯通日本资讯频道
您现在的位置: 贯通日本 >> 资讯 >> スポーツ >> 正文
根っからの野球好き 甲子園を愛し愛された名将、去る

「明日は5時半に玄関集合にしよか」と高嶋仁監督に持ちかけられたのは、第79回全国高校野球選手権大会で智弁和歌山が初優勝を決めた約1週間後だったか。親善試合でブラジルへ遠征するチームの監督となり、国内合宿中だった。


勇退は「ノックできなくなったから」 高嶋監督一問一答


高嶋監督の心残り「大阪桐蔭倒せなかった」 後任に託す


智弁和歌山のこの夏の戦いを振り返る


ぼくも同行記者として同宿していた。「甲子園に来るたび毎朝走っとるから、大阪の地図は頭に入っとる。大阪城コースでも大阪ドームコースでもええで」。「1番近いドームコースで」とお願いしたが、折り返した後は並走できず、見事に置いていかれた。


こうした自戒自律の精神こそ、高嶋監督の土台だったのではないだろうか。選手より先にグラウンドに出て土をならす。遠征試合に行く時はマイクロバスのハンドルを握った。


長崎県の五島列島出身。海星高2、3年夏に甲子園出場し、「開会式の感激を後輩たちにも味わって欲しい」と指導者を志した。甲子園に出場した年も、出られなかった年も、時間を作ってはネット裏で試合を観戦する。根っからの野球好き、甲子園ファンである。


優勝監督になっても講習会に出向き、バッテリー育成論などに聴き入った。「高嶋さんが最前列に座っていて、やりづらかった」と苦笑する講師もいた。


とことん選手に寄り添って練習したら、試合で細かい指示を出すことは少なかった。「そろそろ打たんと終わってまうで」「へばっとんのか。そんな練習しかせんかったかあ」という発破が反撃の号砲となった漫画みたいな試合もある。


根っこにあるのは、手塩にかけて育てた選手たちへの信頼だった。


中谷仁・新監督(39)は1997年夏に初優勝した時の主将で、古宮克人部長(29)は4強入りした2006年夏の主将。信頼する教え子たちに後を託す。(編集委員・安藤嘉浩)


新闻录入:贯通日本语    责任编辑:贯通日本语 

发表评论】【加入收藏】【告诉好友】【打印此文】【关闭窗口

相关文章

九産大九州を追い詰めた秘策「強力打線、お前がハマる」
中京大中京からライバル校へ移籍 享栄監督、初陣の夏
金足農、逆転サヨナラで初戦突破 「全力校歌」を披露
「2番手投手」、ベース抱えて泣いた夏 棚橋弘至さん
武器は「シンプルに遅い球」 裏をかいた5校連合エース
ベンチ外の3年生・女子部員も入場行進 広島大会が開幕
広島・中村奨成、広陵の試合観戦「まだ始まったばかり」
立ちはだかる「大阪桐蔭」 エースは勝っても唇かんだ
「まだ大人の骨ではない」 球速の高速化がはらむリスク
ある日気づいた監督のつぶやき 主将、チーム変える力に
高校野球、3730チームが出場 連合チームは過去最多
松坂と選抜で対戦、プロ投手の言葉 諦めかけた関大一は
4枚並ぶ銀の盾 「今年こそ甲子園」毎日綴った大商大堺
正々堂々と 101回目の夏も変わらぬフェアプレーを
北北海道が開幕、沖縄は2日連続で雨に泣く 高校野球
前年覇者の大阪桐蔭、初戦は東淀川 高校野球大阪大会
行進後の待機は体育座り 高校野球福岡大会、熱中症対策
101回目の夏の高校野球、あす開幕 南北海道と沖縄で
ベースボールに学ぶもの 花巻東・佐々木監督が米国視察
北の大地に「松坂世代」 PL学園OB、大学4強へ導く
49代表決める地方大会22日から 第101回高校野球
集中力光った富山第一、春の逆転負け生かした 高校野球
近江、逆転サヨナラ弾で決勝へ 試合前じゃんけんに勝機
星稜エース奥川、2カ月ぶりでも150キロ 制球も抜群
大阪代表バファローズ高校? 京セラ、まるで夏の甲子園