社会人野球を統括する日本野球連盟は5日、規程に抵触して8月に大リーグ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約を結んだパナソニックの吉川峻平投手(23)について、登録資格を剝脱(はくだつ)し、今後の再登録も認めない処分を発表した。
パナの吉川がDバックスと契約
処分は臨時理事会を開いた4日付。社会人野球の登録規程では、プロ野球ドラフト会議で指名されていない選手はドラフト会議の翌日から翌年度の都市対抗野球終了までプロ球団と交渉できないと定められているが、吉川は今年1月以降、複数回にわたって大リーグ球団と入団交渉した。また、8月に社会人の選手登録をしている状態で大リーグと契約した。
パナソニックの野球部長も9カ月間の謹慎処分とした。また、連盟は全団体、全加盟チームに規程を守るように文書で通達する予定。再発防止について日本野球機構(NPB)とも協議するという。