来年から早大野球部の第20代監督を務める元ロッテの小宮山悟氏(52)が6日、東京都内の早大キャンパスで記者会見を開いた。「アマチュアの指導は技術的に伸びればいいという認識ではない。胸を張って社会に出る人材を多く輩出したい」と語った。
小宮山悟氏、早大野球部の監督に来年就任へ
小宮山氏は千葉の芝浦工大柏高時代にテレビで見た早大に憧れ、2浪して入学した。プレーをするなかで大事にしてきたことは「一球入魂」。熱血漢を連想する言葉だが自身の経歴を振り返り、「名も無い高校生が大リーグまで行って野球ができるようになったのはどういうことなのか。どれだけ強い思いで物事に当たれるかです」と話す。契約は1年ごとだが任期は4年の見通し。秋のリーグ戦前の発表について、川口浩野球部長は「高橋広・現監督とも相談した。シーズン中に情報が漏れた方がチームの動揺が大きいと判断した」と説明した。