高校野球の秋季兵庫県大会は22日、2回戦があり、明石トーカロ球場では今夏の代表校2校が登場。ともに新チームとして初の公式戦を白星で飾った。
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第1試合。まずは西兵庫代表だった明石商が初陣を迎えた。打線は姫路南の左腕・照峰賢也(2年)の力投に対し、わずか4安打と苦しんだ。それでも、粘り強くボール球を選び、もらった四死球は10個。照峰を降板に追い込んだ後も攻め方は変わらない。持ち味の送りバントを絡めて得点を重ね、5―1で下した。
「相手投手がいいことは分かっていた。初戦にしては、よう粘った」。ベンチ裏で狭間善徳監督は淡々と振り返った。気もそぞろに取材を終えると、「シートノック見るぞ」と言って選手にスタンドへ向かうように促した。
グラウンドでは、東兵庫代表だった報徳学園が準備をしていた。一回に2点を先行すると、二回は9点、三回は8点と大量得点。計15安打を集め、姫路東を21―1(五回コールド)で下した。
大勝の後にもかかわらず、大角健二監督の表情は険しかった。「(先制点を奪った)初回は相手のミスがあったから。うちはまだ、自分たちで流れを作ることができていない」。球場の外でミーティングを開き、選手たちに釘を刺した。「強いチームは不利な状況でも、我慢して我慢して流れを持ってくるだろ」。引き合いに出したのが、四球をもぎ取るように選んでいった明石商の攻撃だった。
今夏の兵庫は記念大会で東西に分かれたため、ぶつかることがなかった2校。新チーム同士のライバル意識は、かなり強い。明石商の主将、重宮涼(2年)が「報徳も甲子園に出てモチベーションは高いはず。1個上の代は県内無敗だった。僕らの代も負けるわけにはいかない」と言えば、報徳の主将、岩本悠佑真(ゆうま)(2年)も明石商を「甲子園に出るには越えないといけないチーム」と見ている。
この秋は、決勝までぶつかることはない。激戦区・兵庫において、そこまでたどり着くことは簡単ではないが、2人の主将は口をそろえる。「決勝で当たると思う。絶対に負けられない」(小俣勇貴)