タンザニアの名マラソンランナー、ジュマ・イカンガーさん(61)が20日、山形県長井市で瀬古利彦・日本陸連マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(62)と対談した。2人は1980年代に福岡国際マラソンなどで火花を散らした。
長井市は2020年東京五輪でタンザニアのホストタウンに決まっている。視察も兼ねて来日したイカンガーさんは「瀬古さんは非常に戦略的なランナーだった。でもレース前も、後もずっと友達でした」。
難民救済イベントなどで交流を深めてきた2人にとって、8年ぶりの再会。瀬古リーダーは「東京五輪に向けて一緒に仕事ができるのはうれしい」と話した。