辛(つら)い失恋を辛(から)いマーボー豆腐を食べて克服しようと、「失恋麻婆」のキャンペーンが始まった。大阪府と兵庫県の中華料理店など13軒が参加。盛った揚げ麺を砕くことで「崩れていく恋」を表現したメニューや、ニガウリ入りの一品などが食べられる。
毎日放送(MBS)プロデューサーでマーボー豆腐研究家の本郷義浩さん(54)らがSNS上で作るコミュニティー「麻婆十字団」が企画し、今回が5回目。ほかにもバレンタインの時期に「告白麻婆」などと毎回テーマを決めて開催している。今月1日に始まった今回は、マーボー豆腐の「辛(から)さ」と失恋の「辛(つら)さ」をかけたという。30日まで。
キャンペーンに参加している大阪・心斎橋の中国料理店「大成閣」の失恋麻婆(税抜き2500円)は、土鍋でアツアツのふかひれ入りマーボー豆腐に、割れたハート形の蒸しパンを添えた。宮振海(みやしんかい)総料理長は「ふかひれのコラーゲンでお肌ツルツルになって、次の恋に踏み出して」。(国方萌乃)