第95回箱根駅伝は2日午前8時、東京・大手町をスタートし、往路のレースが始まった。 1区(21・3キロ)から各校のエース級がそろった。史上3校目の大会5連覇を狙う青学大は橋詰大慧(4年)、前回大会で往路優勝を果たした東洋大は前回の1区で1年生ながら区間賞を取った西山和弥(2年)。青学大、東洋大と並ぶ3強の一角、東海大は鬼塚翔太(3年)。前回3位の早大は期待の1年生、中谷雄飛が当日のエントリー変更で大役を任された。 特集:箱根駅伝2019 スタート直後、集団の真ん中あたりを走っていた大東文化大の新井康平(4年)が転倒し、左足を痛めるアクシデントが発生。その後、集団から遅れた。 18キロ付近で東洋大の西山がスパートし、中大の中山顕(4年)が食らいついた。20キロを過ぎて西山が中山を振り切り、2年連続の1区区間賞を獲得。東洋大が先頭で2区(23・1キロ)に入った。青学大は東洋大と6秒差の3番手でたすきをつないだ。 2区は東洋大が山本修二(4年)、中大は堀尾謙介(4年)といずれもエースを配置。青学大は梶谷瑠哉(4年)が走った。 東洋大の山本、中大の堀尾の競り合いが19キロ手前まで続いた。しかし、残り1キロで国士舘大のケニア人留学生ビンセント(1年)が先頭に躍り出て、国士舘大がトップで3区(21・4キロ)にたすきをつないだ。 2位は東洋大で、中大が3位。青学大は先頭の国士舘大と1分5秒差の8番手まで後退した。3区(21・4キロ)は故障明けの主将、森田歩希(4年)に託した。 3区に入った直後、東洋大の吉川洋次(2年)が国士舘大を抜いてトップに立った。青学大の森田は8位から追い上げ、14キロ手前で単独2位に浮上。残り1キロを切った地点で吉川もとらえ、青学大が初めてトップに躍り出た。3区を終えて青学大が首位で、東洋大は8秒差で2位につけた。 森田は1時間1分26秒の区間新記録の快走だった。 4区(20・9キロ)は青学大が岩見秀哉(2年)、東洋大が相沢晃(3年)。相沢がスタート直後からハイペースで飛び出し、首位を奪取。1時間0分54秒の区間新記録で2位以下に大きく差をつけた。館沢亨次(3年)が踏ん張った東海大が2分48秒差の2位に浮上。青学大は、首位の東洋大と3分30秒差の3位でたすきをつないだ。 山登りの5区(20・8キロ)に入っても東洋大の田中龍誠(2年)が粘り、そのまま逃げ切った。東洋大は5時間26分31秒の往路新記録で2年連続7度目の往路優勝を果たした。東海大が1分14秒差の2位。3位には2分44秒差で国学院大が入った。青学大の5区、竹石尚人(3年)はスタート直後から伸び悩み、6位まで後退。青学大とトップの東洋大との差は5分30秒ついた。 大会は10区間、217・1キロ(往路107・5キロ、復路109・6キロ)で2日間にわたって争われる。(記録は速報値) |
【往路詳報】東洋大、往路新でV 青学遅れる 箱根駅伝
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