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日本の野球史語る767ページ 高野連が70年史刊行

日本高校野球連盟(日本高野連)の70年史が昨年11月に刊行され、各都道府県連盟などに配布された。本編(332ページ)と資料編(435ページ)の2巻構成。編集作業の中心を担った田名部和裕・同連盟理事(72)=元事務局長=は「ルールや制度には、必ず理由がある。それを後世に伝える一助になればうれしい」と語る。


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野球のはじまりから春夏の甲子園大会や日本高野連設立の経緯、日本体育協会(現・日本スポーツ協会)や全国高校体育連盟との関係などについて紹介。日本の野球史そのものを振り返ることができるような構成になっている。ノンフィクション作家の佐山和夫さんや写真家の浅井慎平さんら31人のコラムも添えられた。


日本高野連は太平洋戦争終戦の翌年、1946(昭和21)年に全国中等学校野球連盟として設立。2016年の70周年に向けて作業に入ったが、「扱う事象が200を超え、調査などに時間がかかった」と田名部さん。6年近くかけて完成した大作となった。


田名部さんは68年に日本高野連の職員になった。「50年も高校野球に関わらせていただき、恩返しの気持ちで編集した」と話す。「高野連はいくつか失敗もしたが、それを手当てしながら運営されてきた。少子化など新たな課題に取り組むとき、過去の歴史を参考にしてもらえればうれしい」


一般販売はないが、希望者には1万円(税別、別途送料)で送る。申し込みは日本高野連(06・6443・4661)まで。全国の加盟校には同じ内容を収めたCDが配布された。


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