(19日、選抜高校野球出場校の甲子園練習2日目)
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甲子園に、「青地スマイル」が戻ってくる。昨年、史上初となる2度目の春夏連覇を果たした大阪桐蔭の主力で、この春同志社大に進む青地斗舞(とうま)外野手の弟・七斗(ななと)(3年)が、明豊(大分)の選手として選抜大会のベンチに入る。
1学年違いで背格好もほぼ同じ。周囲から「双子」と言われるほど、顔もそっくりで、笑った顔は特に似ている。幼い頃から2人でよくランニングやキャッチボールをしたという兄を、「振り返れば、お兄ちゃんは僕がしんどくて休憩しているときも、黙々と走っていた」と仰ぎ見る。
甲子園を目指し、親元を離れて寮生活を送る。帰省のたびに、実家の玄関やリビングに増えていく大阪桐蔭の金色のメダルを見て、刺激を受けてきた。一塁手としてレギュラー争いをする七斗。「元気はお兄ちゃんに負けていない。全力でひたむきに頑張りたい」と言って、にっこり笑った。(高岡佐也子)