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追い込まれたら打ち方チェンジ 粘っこい明石商の常識

作者:佚名  来源:本站原创   更新:2019-3-27 15:19:55  点击:  切换到繁體中文

 

(27日、選抜高校野球 明石商7―1国士舘)


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明石商の先制点は押し出し四球だった。奪ったのは、投手の中森。二回2死満塁で左打席へ。カウント2―2からファウル1本で逃れる。ここから、低めへ外れていく133キロを2球続けて見極め、一塁へと駆けだした。続く1番の来田(きた)が右前へ鮮やかに運び、2点を加えた。


バントを多用し、粘っこく攻めるのが、明石商の流儀だ。この回は2死無走者から。内野安打、安打、四球で塁を埋めて9番中森へ。昨秋の公式戦6試合は無安打ながら、6四死球を記録した。なすべきことは心得ている。「自分は四球がもらえている。粘って粘って来田につなげばいい」


片足をあげないノーステップに切り替える、ポイントを体の近くに置く――。追い込まれれば打ち方を変えることなど、このチームでは常識だ。二回の攻めに、「安打は欲しいけど、ああやって粘って点が取れるのが強み。明商(めいしょう)らしかった」と主将の重宮。狭間監督は「押し出しでのあの1点がなければ、負けていたかもしれない」と言った。


この日、投手としても自己最速タイの146キロを計測し、1失点完投した中森も、好打者の来田も2年生。八回には再び、中森の押し出し四球、来田の犠飛などで突き放した。


春夏通じて初の甲子園だった2016年選抜で、8強入り。夏の兵庫大会は15年から3年連続で準優勝し、昨夏は西兵庫大会を制した。激戦区で急速にのし上がる市立校は、地道に、したたかに、力を磨いている。(竹田竜世)



○清水(明) 4四死球で全打席出塁した8番打者。そのうち3度得点につながり、「自分が出てチャンスメイクすることが大切だと思った」と笑顔。



 

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