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「えっ、来ていたんですか」活躍誓った兄に見せた適時打

作者:佚名  来源:本站原创   更新:2019-3-30 10:42:27  点击:  切换到繁體中文

 

選抜大会の2回戦で29日、龍谷大平安は盛岡大付(岩手)に9―1で快勝し、3年ぶりに8強に進んだ。初戦は4安打と打ちあぐねたが、この日は13安打。再び完投したエースの野沢秀伍(しゅうご)君を援護した。準々決勝は31日。第2試合で強打の明豊(大分)と対戦する。


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兄に見せた2点適時打 三尾健太郎君


1点先取した一回1死満塁。打席に入ったのは6番の三尾健太郎君。低めのボールを見逃し、ファウルで粘り続けて10球目。甘く入った直球を流し、三遊間へ。三塁走者の多田龍平君に続き、二塁走者の水谷祥平君が足から滑り込んだ。2点適時打となった。


初戦の反省から、フリー打撃でためて打つ練習を繰り返した。それが生きた。


3学年上の兄で現在は専門学校生の拓也さん(20)に続き、小学1年から野球を始めた。兄は龍谷大平安のマネジャーだった。1年生の冬の練習中、足をひねり、ひざの靱帯(じんたい)を損傷。2年生からマネジャーに転じた。3年生の選抜では、記録員として甲子園のベンチに入った。兄の姿にあこがれていた。


弟は同じ高校を選んだ。入寮した日、兄から電話があった。「お父さんとお母さんを野球で喜ばせることができなかった。甲子園に行って喜ばせてやってくれ」。弟の返事は「お兄ちゃんの分までやるから任せて」だった。


三尾君は七回にも内野安打を放ち、3打数2安打。八回1死一塁の場面では、一塁線の鋭い打球を好捕し、併殺に仕留めた。


開幕前、「がむしゃらに頑張れ」というLINEのメッセージを送った兄。弟に応援に行くとは伝えていなかった。試合後に応援を知り、弟は「えっ、来ていたんですか。目の前で打ててよかった」と話した。



 

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