(14日、高校野球京都大会 龍谷大平安12―2日星)
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四回2死満塁、龍谷大平安の5番打者の奥村真大(まさひろ)君(2年)が打席へ。「先輩がつないでくれたチャンスにわくわくしていた」
2球目。インコースの直球を振り抜くと、打球は左翼スタンドへ。笑顔で本塁を踏み、次打者とハイタッチをした。
大会前、エース野沢秀伍君と本塁打を打つことを約束していた。それを果たしてベンチに戻ると、野沢君から「ナイスバッティング!」と声をかけられた。奥村君は「めちゃくちゃうれしかった」と話す。
奥村君は1月、不整脈で心臓のカテーテル手術を受けた。しかし、4~5月は胸が苦しくなり、練習を抜けることも。春の府大会は出場できなかったが、6月になると体調も回復した。
本塁打を喜び、「春の府大会に出ていない分、力が余っている。夏にぶつけたい」と意気込む。原田英彦監督は「完璧な当たり。もっているねえ!」と復帰を喜んだ。(高井里佳子)