(6日、高校野球京都大会 塔南22―5京都精華)
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0―18。大きくリードされた四回裏、4月創部で全員1年生の京都精華のベンチからは大きな声が出ていた。四球と捕逸で1死二塁、初の好機を迎えた。
打席は3番打者の横井川功樹君。「点差は想定内。食らいつき、チームの公式戦初安打を打つ」。3球目。チェンジアップを振り抜いた。右翼越えの二塁打となった。
「おー!」。ベンチや応援席から歓声と拍手がわいた。二塁走者がかえり、公式戦初得点をあげた。チーム初安打の横井川君に初打点もついた。
チームは勢いづき、次打者の石本皓大(こうだい)主将も適時二塁打で続いた。横井川君は本塁を踏み、笑顔で仲間とハイタッチした。横井川君は五回裏も右前安打を放ち、2打点目をあげた。
試合後、「スタンドからパワーをもらった。次こそ初勝利をあげたい」と前を向いた。(高井里佳子)