市和歌山―習志野
市立校対決。ともに左、右の投手をそろえ、まとまっている。市和歌山は派手さはないが、好機に強い緒方ら気を抜けない打線。星稜を倒した習志野は、シュアな打撃で要所の好機をものにしていく試合巧者だ。
明豊―龍谷大平安
力は拮抗(きっこう)するが、ロースコアの展開なら経験に勝る龍谷大平安が優位だろう。明豊は横浜の好左腕及川(およかわ)を攻略するなど打力に自信を持つ。計20回で1失点の左腕野沢を中心とする平安投手陣を崩せるか。
筑陽学園―東邦
両者とも今大会これまで無失策と守備が堅い。東邦は、2試合で計25安打と打線が上向く。1、2回戦ともに1点差の接戦を制した筑陽学園は西、西舘、菅井の3投手で、好調の東邦・石川を抑え込めるか。
明石商―智弁和歌山
昨秋の近畿大会準決勝は明石商が12―0で勝利。手堅く攻め、着実に加点するスタイルは健在だ。一方、一冬越えた智弁和歌山打線は力強さと対応力が増し、2試合で18得点。互いに投手陣の出来が鍵を握る。