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公明党、太田前代表を比例区で擁立

公明党は、来年夏の参院議員選挙で先の総選挙で落選した太田昭宏前代表を、比例区の候補者として擁立することを正式に決めました。

 公明党は全国の地方組織の代表者を集めた会議を開き、来年の参院議員選挙の第1次公認候補として選挙区・比例区合わせた9人を正式決定しました。

 この中には、今年8月の総選挙で民主党の候補に敗れた太田昭宏前代表も比例区の候補者として名を連ねています。

 一方、太田氏らとともに党の中枢を担ってきた浜四津代表代行は、党の内規で決められている定年に達することから来年の選挙には出馬せず、引退することになります。

 公明党は来年の選挙では地方選挙区を東京・大阪の2つに絞り、比例区での議席獲得に力を集中させたい考えで、比例区で1000万票の獲得を目指す構えです。

 しかし、野党に転落し自民党との選挙協力も期待できない厳しい状況の中で、こうした戦略がどの程度現実性をもっているのかは不透明といえます。(05日16:38)

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