鳩山総理は、来週、コペンハーゲンで日米首脳会談を行いたいという意向を示していましたが、9日になって、「まだ正式に会談の申し入れをしている状況ではない」と発言を後退させました。
「たまたまCOP15にオバマ大統領も来られるということで、機会があればとは思っています。ただ、それは段階を追って進める話ですから、こちらの方としても、正式に会談の申し入れをしているという状況ではありません。これからの話です」(鳩山首相)
鳩山総理は、日米首脳会談について、「政府の考え方をまとめるのが最初で、段階を追って進める話だ」と述べました。
鳩山総理は7日、沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題を巡り、今月18日にデンマークで開かれる「国連の気候変動に関する首脳級会合」までに政府の方針を決め、オバマ大統領に直接伝えたいという考えを示していました。
しかし、アメリカ側は、「普天間問題の結論を用意することが前提」という姿勢で、政府内からも首脳会談の実現を疑問視する声が上がっており、鳩山総理は、発言の軌道修正を図ったものとみられます。(09日16:35)