東日本の上空に強い寒気が入り込んだ影響で8日、関東地方を中心に朝の最低気温が平年より5度前後低い真冬並みの寒さとなった。東京都千代田区では雨と雪が混じったみぞれが降った。都心で4月に雪を観測したのは2010年4月17日以来5年ぶり。
気象庁によると、午前10時までの最低気温は千代田区で2.4度と平年より5.7度低く、2月下旬並み。さいたま市0.8度、千葉市1.8度、横浜市2.8度など、各地で2月上旬から3月上旬並みの冷え込みとなった。
千葉県銚子市では午前8時すぎにみぞれを確認。銚子地方気象台によると、統計開始以降の最も遅い降雪記録を90年ぶりに更新した。気象庁はみぞれも降雪として記録する。最低気温0.6度を記録した宇都宮市では、午前10時現在で1センチの積雪を観測。長野県の軽井沢でも6センチの雪が積もった。
8日は日中も気温が上がらず、都心の予想最高気温は5度。気象庁によると9日以降も寒気が残り、関東地方は10日まで冷え込みが続く見込みという。