日揮(1963)は14日、2015年3月期の連結純利益が前の期比55%減の210億円になったと発表した。従来予想の420億円の見通しから半減する。原油価格の下落で米国のシェールオイル関連で減損損失を計上したことが重荷となった。業績が落ち込んだことから、年間の配当は前の期比25円50銭減の21円(従来予想は41円50銭)とする。
売上高は18%増の7950億円と、従来予想の20%増の8100億円から150億円引き下げた。中東カタールのガス処理プラントの工事の進行が遅れて伸び悩んだ。工事の遅れで人件費が増加することで採算が悪化し、営業利益は58%減の290億円、経常利益は48%減の435億円だった。
業績と配当の下方修正について、15時40分から東京証券取引所で記者会見する。〔日経QUICKニュース(NQN)〕