千葉県銚子市の県営住宅の自宅で昨年9月、中学2年だった娘(当時13)を絞殺したとして、殺人罪などに問われた母親の松谷美花被告(44)の裁判員裁判の判決で、千葉地裁(佐々木一夫裁判長)は12日、懲役7年(求刑懲役14年)の判決を言い渡した。
判決によると、松谷被告は、県営住宅の家賃の滞納で裁判所が部屋明け渡しの強制執行をする日だった昨年9月24日朝、娘の可純さんの首をひもで絞めて殺害した。
佐々木裁判長は判決理由で「身近に頼る人がおらず、長年生活が困窮していた。強制執行により住む場所を失うことで精神的に追い込まれ、突発的に犯行に及んだ」と述べた。〔共同〕