ソフトバンクグループ傘下の携帯電話事業会社、ソフトバンクが米グーグルとの連携を強化する。8日の冬春商戦向け新製品・新サービス発表会で、グーグルの新型スマートフォン(スマホ)2機種を販売すると発表した。またグーグルの基本ソフト「アンドロイド」を搭載する携帯端末を使う契約者に対してグーグルの定額制音楽配信サービスを期間限定で無料利用できるサービスも打ち出した。グーグルとの連携を強めることで日本での他の携帯電話会社との競合で優位に立つ考えだ。
グーグルは10月初旬に新型スマホ「ネクサス6P」と「ネクサス5X」の2機種を発表した。ともに最新の基本ソフト(OS)「アンドロイド6.0(マシュマロ)」を搭載している。
「ソフトバンク」と「ワイモバイル」の2つの携帯電話ブランドの中で、「ソフトバンク」が最上位機種「ネクサス6P」を日本で独占販売する。予約は9日から始める。またワイモバイルでは「ネクサス5X」を販売する。
またグーグルとの連携を強化するためにアンドロイド搭載端末を使う契約者全てを対象に、グーグルが開始した定額制音楽配信サービス「グーグルプレー・ミュージック」を90日間無料で利用できるサービスを28日から実施する。
元グーグル幹部のニケシュ・アローラ氏が6月にソフトバンクグループの副社長に就任するなど、ソフトバンクグループとグーグルの接点は多い。〔日経QUICKニュース(NQN)〕