(7日、中日8―1巨人)
わずか4球で先発ネイラーが降板。一回1死、急きょ中日のマウンドに向かったのは、新人左腕の福(JR九州)だった。「結構慌てたけれど、冷静に行こうと思った」
昨年まで山本昌がつけていた背番号34を受け継いだ神戸西高出身の23歳。普段は勢いで押すが、ここ2試合は中継ぎで失点しており、丁寧に投げることを心がけた。2死から坂本に三塁打を許すと、4番ギャレットには外に集め、最後は空振り三振を奪った。
直後の二回、ビシエドの1イニング2本塁打など一挙8点の援護をもらった。自らも1死満塁で内野安打し、初安打に初打点もマークした。「何とかバットに当てようと思った結果。点をもらい、行けるところまで行こうと思った」