リオ五輪代表決定後初の試合に臨む女子ダブルスの高橋(左)、松友
リオデジャネイロ五輪のバドミントン日本代表選手が10日、五輪出場を決めてから初の実戦に臨んだ。香川県坂出市で開かれた、韓国代表との交流競技大会で、女子ダブルスの世界ランキング1位、高橋礼華(あやか)、松友美佐紀(日本ユニシス)組は、同6位でリオ五輪に出場する韓国ペアを2―0で下した。
第1ゲームは、劣勢から徐々に盛り返して23―21。第2ゲームは冷静に試合をコントロールし、21―15で制した。高橋は「1ゲーム目を追いついて取れたところは、自分たちが成長できているところだと思う」。
4年前のロンドン五輪では出場権争いに敗れ、代表になれなかった。「ずっとリオのためにやってきた」と松友。この日対戦した韓国ペアは、昨年10月の対戦で敗れた相手。高橋は「五輪でも当たる可能性がある。負けたまま本番を迎えるのは嫌だった」。五輪を見据えた戦いは、すでに始まっている。