増田寛也氏
元総務相で岩手県知事を務めた増田寛也氏(64)は、14日告示の東京都知事選に立候補する意向を固めた。参院選の投開票翌日の11日に記者会見で正式表明する。都議会自民党や都内の首長らからの立候補要請を踏まえ、決断した。自民党が推薦する見通しだ。
特集:2016都知事選
自民党内では、元防衛相の小池百合子衆院議員(63)が都連に推薦を依頼している。都連は11日に都選出国会議員や都議らによる多数決で、どちらを推すか決定する方針。事前の相談なく立候補を表明した小池氏に対し、都連の反発は強い。小池氏は支援を得られなくても立候補する考えを表明しており、事実上の分裂選挙になる。
一方、俳優の石田純一氏(62)は8日、市民団体主催の会合で記者会見し、「野党統一候補ならば、ぜひ出させていただきたい」と述べ、立候補に意欲を示した。前回の都知事選で次点だった宇都宮健児・元日本弁護士連合会会長(69)は無所属で立候補する意向を固め、11日に記者会見を開いて表明する。8日までに記者会見を開き、都知事選出馬を表明したのは10人。