14日告示の東京都知事選で、元総務相で岩手県知事を務めた増田寛也氏は10日夜、自民党都連を訪れ、推薦を依頼した。増田氏は11日午後に記者会見を開き、正式に出馬表明する。
一方、都連に推薦を依頼していた元防衛相の小池百合子衆院議員は10日夜に都連を訪れ、推薦依頼を取り下げた。これを受け、都連は、同日夜の幹部会議で増田氏を推薦する方針を決めた。11日に緊急会議を開いたうえで党本部に報告し、正式に決める。小池氏は自身のフェイスブックに、「推薦なしで出馬いたします」と記した。
増田氏は10日、都連の幹部会議に出席した後に報道陣の取材に応じ、「たびたび都のトップが代わる混乱を、現場で汗をかいている方が非常に心配している。その声が背中を押した」と話した。
一方、民進党の都議らが立候補要請している長島昭久衆院議員は、11日に態度を明らかにする見通しだ。
宇都宮健児・元日本弁護士連合会会長も11日に出馬表明する。