(11日、日本ハム4―1オリックス)
どんな野球が、日本ハムの理想なのか。栗山監督の答えは明快だ。「うちはリリーフがメインのチームだから。競った状態で勝ちきるのが、本来の形」。勝負どころとみるや、矢継ぎ早に投手をつぎ込んで、流れを渡さない、離さない。球団新記録となる15連勝がかかった試合でも、貫く。
2点リードの六回。1死満塁で先発の吉川からマウンドを継いだ谷元は、フォークで代打・小島を一ゴロに仕留める。続く代打・ボグセビックには抜いたカーブを打たせた。力ない飛球を中堅・陽岱鋼が飛び込んでつかむ。以降もバース、宮西とつなぎ、反撃をしのぐ。5番手の鍵谷が1点を失ったものの、最後はマーティンが締めた。
大型連勝の始まりはチーム最大…