NECのイベント会場の受付。小型カメラで来場者の顔を撮影して本人確認をすると、「こんにちは!!」とあいさつ文が表示された=13日、福岡市の福岡国際会議場
カメラで人の顔を撮影し、人物を特定する「顔認証システム」の導入が広がっている。もとは防犯のために開発された技術だが、最近では機能が増えて、娯楽施設でも導入されている。その技術を披露するイベントが13日に福岡市であり、体験してみた。
この日あったのは、NECグループの商品の展示会。受付ブースには小型カメラが付いたモニターが置かれ、その前に立つと顔が撮影されて「村上様 こんにちは!」とあいさつ文が表示された。参加を申し込んだときに顔写真を登録していたが、その写真といま撮影された画像が照合されて本人確認が瞬時に済んだのだ。
目の形や両目の距離などの特徴を比べて、コンピューターが自動で判断している。同社の技術は、米国の国立標準技術研究所の顔認証技術テストで1位を3回獲得した「エラー率の低さ」が強みだ。眼鏡をかけたり服装が違ったりしても、本人かどうかを見分けられるという。
会場内には、笑顔を100点満…