雨天のため西東京大会が中止となった神宮球場=21日午前9時39分、林紗記撮影
第98回全国高校野球選手権東・西東京大会(朝日新聞社、都高校野球連盟主催)は21日、雨のため西大会の準々決勝2試合が中止となった。都高野連は日程の変更を発表し、22日も悪天候が予想されることから、23日に西大会の準々決勝4試合、24日に東大会の準々決勝4試合をともに神宮球場で行うことになった。25日以降の日程は変わらず、決勝は西大会が27日、東大会は28日に行われる予定だ。
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■週末は好天の予報「いい条件で試合を」
大会本部が設けられている神宮球場には、試合に備えて選手や都高野連の役員が集まっていたが、午前7時45分に全試合の中止が発表された。
都高野連の武井克時専務理事は日程変更について、「22日はさらに雨量が増えると予報が出ているので、早朝から球場まで移動する選手らの負担を考慮した。週末は好天となる予報で、選手たちにいい条件で試合をしてもらうため」と説明した。
球場内で補助員を務める各校の野球部員やマネジャーたちも、中止が決まって早々と解散した。東海大菅生の笹川航太君(2年)は、自宅から約1時間かけて球場入り。この日はチームが第1試合に登場し、笹川君は審判員室での任務を担当する予定だった。「日程が変わったので次はスタンドで応援できる。勝てるように全力で応援します」と話していた。(辻健治)