南米初開催となるリオデジャネイロ五輪は5日(日本時間6日)、ブラジル・リオデジャネイロ市内のマラカナン競技場で開会式が行われ、4年に1度の祭典が幕を開けた。17日間にわたって28競技306種目で熱戦を繰り広げる。
【タイムライン】開会式まとめ
リオオリンピック
日程・記録
史上最多となる205カ国・地域に、国際オリンピック委員会(IOC)が創設した難民選手団の10選手、個人参加を合わせて1万人超の選手が参加。開会式の演出は映画「シティ・オブ・ゴッド」で知られるフェルナンド・メイレレス監督が担当した。北京五輪では「紙とコンパスの発明」、ロンドン五輪では「産業革命」など開催国の過去の功績を取り上げてきたが、今回は豊かな自然、多様性、人々の楽しげな笑顔を表現。メイレレス監督は「ブラジル人、人類などの境を越えた共生についてのメッセージを送る」と話した。
4年後に東京五輪開催を控える日本からは、国外で開かれる大会では史上2番目の338選手がエントリーした。陸上10種競技の右代啓祐(うしろけいすけ)(30)が旗手を務める入場行進の順番は104番目。