石綿半世紀、救済半ば 最高裁判決2年、和解進まず——贯通日本资讯频道
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石綿半世紀、救済半ば 最高裁判決2年、和解進まず

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石綿疾患の症状を抑えるため、20錠ほどの薬を毎日服用しているという八木千年さん=22日、鹿児島市吉野町


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「静かな時限爆弾」と呼ばれるアスベスト(石綿)の被害。最高裁は2年前、大阪・泉南地域をめぐる集団訴訟で国の責任を認めたものの、救済対象となる人たちの和解に向けた動きは広がらない。何十年もたってから発病し、苦しむ被害者を掘り起こす営みは今も続いている。


■元労働者、教えられて提訴


「石綿で長く苦しんできた人には、救済される権利があると思う」。かつて働いた泉南地域から約550キロ離れた鹿児島市で暮らす八木千年(ちとし)さん(73)は、毎日服用している錠剤の束を見つめながら語った。


故郷の鹿児島から泉南へ向かったのは17歳だった1960年。高度経済成長の追い風を受けて林立した中小の石綿工場が全国から労働者を受け入れていた。八木さんが任せられたのは、石綿の原料と粉を混ぜる作業。紡織機にかけられて糸や布となり、耐火壁用に出荷される前の工程だった。その粉が何なのか、石綿が危険なのかについて、工場の責任者らからは教えてもらえなかったという。


工場内は1メートル先も見通せないほど石綿の白い粉じんが舞っていた。近隣住民から苦情が寄せられるため、窓は閉め切られていた。支給されたり自ら買ったりしたガーゼのマスクで鼻と口を覆っていたが、粉じんを排気する機器はなかった。


6年後、八木さんは石綿工場を離れ、70年には鹿児島へ戻って結婚。いつも胸のあたりに違和感を覚えつつ、飲食店などで働いて生計を立てた。「まさか、肺が侵されているとは」。66歳になった2009年、地元自治体の健診をきっかけに石綿肺を患っていることがわかった。だが、使用が原則禁止となった石綿の工場の多くは廃業していた。


そのころ、大阪では元労働者や…



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