東京六大学野球の秋季リーグ戦は10日、第5週の3回戦が東京の神宮球場であり、立大の佐藤拓(4年、浦和学院)が東大戦の六回、左越え二塁打を放ち、リーグ史上32人目の通算100安打を達成した。チームは東大に1回戦で敗れたが、連勝で首位明大に並ぶ三つ目の勝ち点を挙げた。五回、先発投手の田村(4年、報徳学園)が適時三塁打を放ち、先制。投げても3安打に抑え、完封した。
慶大は法大に勝利。加藤拓(4年、慶応)が完投で現役最多の23勝目を挙げた。
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立大6―0東大、慶大3―1法大
■100安打、入学時からの目標達成
立大の佐藤拓の100安打目は左翼フェンス直撃の一打だった。「入学時からの目標だったのでうれしい」とほほえんだ。1年春からリーグ戦に出場し、大学日本代表常連の好打者。最後のシーズンを迎え、チームを思う気持ちが強い。「緩い球を引っかけないように左中間を狙った」と、この日の3安打はすべて左翼方向。34季ぶりの優勝を目指し、1番打者としてチームを引っ張っている。