延長十回、決勝本塁打を放ち、意気揚々とベンチに戻る慶大の沓掛
東京六大学野球の春季リーグは25日、東京・神宮球場で第3週3回戦があり、慶大が延長の末に明大に雪辱し、1勝1敗1分けとした。慶大は延長十回、沓掛(4年、慶応)の左越えソロ本塁打で均衡を破った。明大のエース柳(4年、横浜)は6回まで無安打に抑えるなど粘投したが、打線の援護がなかった。
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慶大1-0明大
■沓掛、勝負決めたソロ弾
慶大の沓掛が延長十回、初球を左翼席に運んで勝負を決めた。打席に入る前、すでに150球近く投げていた投手の加藤拓(4年、慶応)から「もう頼む」と決勝の一打を懇願されたという。低めの直球に体が反応し、思い切り振った。今季3本目だが「(今回は)狙って打てたので相当うれしい」と喜んだ。
■首都大学(24日)
▽2回戦 日体大(2勝)3―2帝京大=延長12回(規定により12回からタイブレーク)、筑波大(1勝1敗)8―3城西大、東海大(2勝)9―3桜美林大