記者会見場にアニメキャラクターのティッシュボックスを持ち込んだエフゲニア・メドベジェワ=遠藤啓生撮影
(9日、フィギュアGPファイナル女子SP)
アニメ「美少女戦士セーラームーン」に出てくる黒猫のティッシュケースを抱えたまま、世界歴代最高を更新した得点の発表を見届けた。メドベジェワが、浅田真央(中京大)の78・66点を上回る79・21点を出して新記録を作った。
メドベジェワ、真央超えで世界最高 五輪金候補の17歳
グランプリファイナルを写真で
優しいピアノの旋律に乗り、まずスピンから演技を始める。そして次にステップ。他の5選手が冒頭にジャンプを跳ぶのとは違う。
全三つのジャンプ要素を、基礎点が1・1倍になる後半に組み込んでいる。体が細く回転しやすいため、失敗することは練習でも少ない。さらにジャンプは、手を上げて跳んだり、ステップを踏んですぐに跳んだりするので、出来栄え点(GOE)がプラスになりやすい。この日も、連続3回転ジャンプなど、全てのジャンプやスピン、ステップでプラス評価を得た。
セーラームーンをこよなく愛し…