ロス商務長官
4月に予定されている初の日米経済対話について、両国政府が計5閣僚を出席させる方向で調整していることが分かった。トップに決まっていた麻生太郎副総理とペンス米副大統領に加え、日本側は岸田文雄外相と世耕弘成経済産業相が、米側はロス商務長官がそれぞれ加わる。トランプ政権の通商政策を担うロス氏の参加で、貿易分野で厳しい要求を突きつけられる可能性も出てきた。
経済対話は2月の日米首脳会談で設置が決まった。初会合を4月18日に東京で開く方向で調整が進んでいる。
両首脳間では、①財政・金融政策などマクロ経済政策②インフラ投資やエネルギー分野などでの協力③二国間の貿易に関する枠組み、の計3項目を経済対話で扱うことで合意。初会合での議題を詰めるため、日本から事務次官級の官僚らが3月上旬に訪米した。
関係者によると日本側は、すで…