栃木の田臥(左)と千葉の富樫
(13日、BリーグCS準々決勝 栃木80―73千葉)
Bリーグ、CS準々決勝スタート 栃木、A東京など先勝
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日本人で唯一NBA(米プロバスケットボール協会)でのプレー経験がある栃木の田臥勇太(36)と、田臥に続いて日本人2人目のNBA契約選手となった千葉の富樫勇樹(23)。日本を代表するポイントガード(PG)同士の対決で注目された試合でもあった。
栃木がこの試合で採った3点シュートを徹底して防ぐ守備の作戦が効き、富樫も得意の3点シュートを2本しか打てず、いずれも成功しなかった。司令塔としても普段の千葉らしいテンポの速いバスケットは繰り出せなかった。富樫は「後半は互角に戦えたが、いいリズムで攻撃ができなかった」と反省していた。
一方の田臥は40分のうち25分あまり出場。栃木は第4クオーター開始時に攻撃のリズムを失い、4分半にわたって無得点となったが、再び口火を切ったのが田臥の中距離のジャンプシュートだった。ベテランらしくここ一番の強さを見せつけ、攻撃を立て直した。
互いに守備でマッチアップする…