インタビューにこたえるソフトバンクグループの孫正義社長
ソフトバンクグループの孫正義社長が私財を投じて育英財団を設立した。必要なだけ資金支援するのが特徴だ。「あしながおじさん」となった孫氏に狙いを聞いた。
異才・異能への支援「限度額なし」 孫正義氏が育英財団
(インタビューは5月30日)
――なんで今回、こうした財団をつくられたのですか。
「『シンギュラリティー(技術的特異点)』って言うのですが、コンピューターの能力が高まってついに人間を超えるようになります。だから人間もコンピューターに負けないようにさらにがんばっていくために、人間の知能を代表する若者を支援していかないといけない、と。そういう思いでやることにしたのです」
「単純作業だとロボットや人工知能に追い抜かれてしまう。人間は考え続ける、もっと挑戦し続けないといけない。それを若い彼らに期待しているし、彼らの挑戦し続ける姿に刺激を受けて、もっと多くの人が続いてほしい」
――最終選考会に出席されて、いかがでしたか。
「感動しました。日本も捨てた…