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100回目夏の甲子園、経済効果は過去最高の433億円

100回目の夏の経済効果は約433億円――。5日に開幕する第100回全国高校野球選手権記念大会を前に、宮本勝浩・関西大名誉教授(73)=理論経済学=が大会の経済波及効果を試算した。前年の第99回大会の推計から約82億5176万円の増加となった。


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今夏は例年より7代表多い56代表が出場。大会期間が2日間延びることを考慮した上で、入場者数を過去5大会の平均をもとに約96万7500人と仮定した。入場料や宿泊費、飲食費などと掛け合わせ、さらに球場外でのスポーツ紙や関連グッズの売れ行きなども計算。約433億3256万円と推計した。


試算では、今夏から導入される外野席の有料化や一般席の値上げなどが入場者数に与える影響については、値上げ幅が少額であり、第100回の記念大会であることを勘案し、観客数の減少にはつながらないとした。その上で、外野席の入場料収入は約1億6905万円、一般席では約6億8434万円と予想した。


これまでも全国選手権の経済効果を計算してきた宮本名誉教授は、「過去最高の経済効果であると言っても過言ではない」とし、「夏の甲子園球場で開催されえる全国高等学校選手権大会は、日本人にとって伝統ある素晴らしい夏の風物詩であると同時に、郷土愛を育み、日本経済の活性化に貢献する素晴らしいスポーツの大会であると言える」とコメントしている。(小俣勇貴)


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