第100回全国高校野球選手権記念大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)の関連イベント「100回つなぐ始球式リレー」で全国を巡った九つのボールが2日、抽選会場の大阪市北区のフェスティバルホールで披露された。
「始球式リレー」各地の模様は
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ボールは新しい深紅の大優勝旗とともにステージに飾られた。朝日新聞大阪本社の藤井龍也代表が「全国で99回重ねた始球式リレーのボールも飾られています。一つのボールを追いかけ、決して諦めないプレーが人々に感動をあたえている」と紹介した。
ボールは、リレーをつないだ人たちが書き込んだ色紙とともに会場の一角でも展示された。京都大会でボールを投じた元阪神の桧山進次郎さんの「人生の一ページを刻もう!」という応援メッセージや、少年野球の子どもらが球児に寄せた言葉を、抽選会を終えた選手たちが興味深そうに眺めていた。
始球式リレーの100回目は5日、「甲子園レジェンド始球式」で、日米で計507本塁打を放った松井秀喜さん(石川・星稜)が投げる。その後、6日からは東京・新宿で開催中の「高校野球100回記念展―パネルやゆかりの品で振り返る『熱闘』の歴史」に合わせ、新宿高島屋に展示される予定だ。(渡辺翔太郎)