直球勝負!Q&A 大阪桐蔭編
18日締め切り! 夏の甲子園、歴代最高の試合は? 投票ベストゲーム
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《質問》
エースの柿木蓮(れん)投手(3年)へ。投手の練習で大事だと思う練習メニューは何ですか?(大阪府の高校生、ツイッターのハンドルネーム「しょうご」さん)
《回答》
柿木君は今大会、初戦の作新学院(栃木)戦で1失点完投。2回戦の沖学園(南福岡)戦では自己最速の151キロをマーク。3回戦の高岡商(富山)戦も6回から救援登板して勝利に貢献しました。試合前日の調整で重視するのは「体のキレ」だそうです。
試合前日に取り組んでいるのは、30メートルの短距離ダッシュ6本。「自分は体がでかい(181センチ、85キロ)ので、短いダッシュで全身の神経を起こすイメージを持って走ります」
試合まで日がある通常練習では、300メートルの長距離ダッシュ10本を走り、体力を養っています。
他にも、右手を振り下ろす投球時の筋力を鍛えるため、腹筋運動に右ひじと左ひざをくっつける動作を加えたり、マウンドを蹴り上げるイメージで、スクワットにジャンプを採り入れたり。投球を意識した動きを練習に組み込むと、実戦にも役立つそうです。
ただし、一番重要なのは「相手に向かう気持ち」と柿木君。「本当に気持ちが入った球なら、ど真ん中でもファウルになる」。ピンチの場面でも「俺はできる」と自分に言い聞かせているそうです。
「試合中に急に技術が上がることはないけど、気持ちの入れ方で球の質を変えることはできる」とも。野球部で投手をしているというしょうごさん。練習の参考にしてください。(遠藤隆史)