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中西太主将とお会いしたくて 67年ぶり甲子園で一緒に

第100回全国高校野球選手権記念大会第14日の「レジェンド始球式」に登場した中西太さん(85)と一緒に入場行進した女性が18日、思い出の阪神甲子園球場で67年ぶりに再会した。第33回大会(1951年)で高松一の中西主将の前をプラカードを持って歩いた宮浦(旧姓羽尾)敦子さん(85)だ。


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自宅がある奈良県大和郡山市から「いても立ってもいられずに駆けつけた」という宮浦さん。球場の関係者出入り口で警備員に事情を説明しているところを大会関係者がたまたま通りかかり、始球式を終えた中西さんのもとに案内した。


「高松一高のプラカード係をしました」と名乗り出ると、「そうですか。これはこれはお久しぶりです」と中西さん。「お会いしたくて来てしまいました」「元気で長生きしましょうね」などと再会を喜びあった。


終戦間もない時代、男女が親しく話すような雰囲気ではなく、「会話をした記憶はほとんどない」と宮浦さんは振り返る。「すぐプロ野球に入団して大活躍されたので、陰ながら応援していました。大選手と一緒に行進できてラッキーだったと思います」


兵庫県西宮市立西宮高(当時は西宮市建石高)の女子生徒がプラカード係を務めたのは中西さんが1年生で出場した第31回大会から。宮浦さんによると当時は選考会などはなく、「身長順に並んで高い生徒から選ばれる感じだった」と言う。(編集委員・安藤嘉浩)


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