台風２１号の影響で、ＪＲ西日本は４日正午すぎに京阪神地区の在来線の運行を全２６路線で取りやめたが、同日午後６時現在でも再開の見通しは立っていない。

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山陽新幹線も新大阪―広島間の運行について、下りは新大阪駅を午前９時３９分に出発する「のぞみ９号」、上りは広島駅を午前８時３５分に出発する「のぞみ８号」を最後に取りやめた。午後６時現在、新大阪―岡山間で運転を見合わせている。再開の見通しは立っていない。

東海道新幹線も米原―京都間で風速が規制値を超え、飛来物により電線が断線するなどの影響で、午後２時ごろから東京―新大阪間で運転を見合わせている。

関西の主な私鉄も全線で運転を取りやめ、午後６時現在、再開の見通しは立たず、終日運休する可能性もあるという。

南海電鉄と京阪電鉄は前日の予告通り、４日正午過ぎに全線で運転を取りやめた。近畿日本鉄道、阪急電鉄、阪神電鉄も午後１時前後に全線で運休した。

各社とも、強風による飛来物の撤去や線路の点検などに時間がかかっているという。