昨年9月に台風21号の強風でタンカーが衝突して損壊した関西空港の連絡橋で、西日本高速道路(NEXCO西日本)は14日未明、造り直した橋桁2本(計187メートル)の架設作業を終えた。路面舗装などを進めて3月には通行できる車線を増やし、ゴールデンウィーク前の4月下旬に全6車線を完全復旧させる。
大型クレーン船を使った橋桁2本の架設作業は12日朝から準備を開始し、13日未明に1本目(89・8メートル、790トン)、14日未明に2本目(97・8メートル、858トン)を設置し、台風前と同じ形状に戻した。
連絡橋は現在、上下6車線のうち、上りの3車線を使って対面通行にしており、まず3月中に上下2車線ずつの通行ができるようにする。